コモディティ投資のすすめ
2013年5月5日日曜日
円安に伴う物価上昇が家計に影響
平素はお世話になります。
経営コンサルティング、社員教育・研修、FP相談等 ヒューマネコンサルティング株式会社 代表の阿部です。
ここのところのコモディティ市場ですが、
円相場の下落傾向を受け燃料や消費財などの値段が上昇しているようです。
円安で原油や原料の輸入価格が上昇し、
ガソリンに加え、樹脂など素材の値段が上がっており、
円安に伴う物価上昇が家計に影響を及ぼし始めたもようです。
燃料価格の上昇は、今後、さまざまな消費財の値上げにもつながる可能性があると思います。
また、食料品でも、
輸入小麦の価格が次回改定時に上昇すれば、パンや麺類などの値上がりにつながりかねないと思われます。
さらに、一部報道では、
海外の高級ブランドが今後値上げする可能性も指摘されています。
確かに、円安は輸出産業を中心に企業業績には追い風かもしれませんが、
それに伴う、景気上昇(したとして。しない場合には不景気の物価高の可能性も)後の賃金上昇とはタイムラグがあり、
物価上昇によって、家計部門に相当程度の影響が出る可能性がある・・
と思いますが・・
ただ、恐縮ではありますが、
この「円安に伴う物価上昇が与える家計への影響」については、
一昨年の『コモディティ投資入門』において、
再三警鐘をならしていたつもりです。
↓
「コモディティ投資入門」byアスペクト社 好評発売中
http://www.aspect.co.jp/np/isbn/9784757219694/
2013年4月26日金曜日
日本の海底に大量のレアアース
平素はお世話になります。
経営コンサルティング、社員教育・研修、FP相談等 ヒューマネコンサルティング株式会社です。
昨年、日本の排他的経済水域である南鳥島沖の海底に大量のレアアースが存在することが明らかになりました。
そしてこの程、現地調査によって、その濃度は、元素によっては中国の鉱山の30倍余りに上っていることがわかったそうです。
調査では、水深5000メートルを超える海底から泥が採取され、分析の結果、レアアースは6000PPMという高い濃度で含まれていることが確認されました。
濃度は海域や深さによって異なっていたということですが、濃度の高い場所では、レアアースの中でも特に重要とされ、ハイブリッド車の製造などに欠かせない「ジスプロシウム」が、中国南部の鉱山のおよそ20倍の濃度で含まれていたということです。
また、この泥の中には、IT機器に必要な「テルビウム」が16倍、LED照明などに利用される「ユウロピウム」も35倍の濃度で含まれていたということです。
深い海からの引き上げ技術の確立や、採算がとれるかといった課題があると思いますが、成長戦略や海洋資源開発という意味においても、資源として開発できる可能性に期待したいと思います。
コモディティティ要注目です!
2013年4月18日木曜日
物価上昇にともなって、賃金も上昇するか?!
平素はお世話になります。
経営コンサルティング、社員教育・研修、FP相談等 ヒューマネコンサルティング株式会社です。
さて、最近は、
電気料金・ガス料金、ガソリン、トイレットペーパー、食用油、小麦など・・
それぞれに「値上げ」のニュースが目立つようになりました。
その共通する理由は「円安」です!
これは、輸入する原材料の価格上昇が、直接・間接的に響くためだと思われます。
しかしながら、
ここで注意したいことは、
「物価上昇にともなって、賃金も上昇するか?!」
ということです。
賃金が上がらないで、物価だけ上昇すれば消費者の生活は苦しくなるからです。
「円安」による最近の値上げは、輸入インフレであり、
小売価格に転嫁されると「コスト・プッシュ・インフレ」になります。
需要が供給を上回る「デマンド・プル・インフレ」と違い、
良いインフレとは言えないのではないでしょうか?
「円安」で輸出企業の業績が改善し、財政出動、成長戦略の効果も相まって経済が徐々に温まる・・
その結果、「賃金上昇」による需要増加と小売価格引き上げの好循環が生まれてはじめて、
ようやくデフレから抜け出す⇒良いインフレ
ということのなるのだと思います。
アベノミクスが目指すデフレ脱却につながるかどうか、
注目に値する点だと思います。
尚、
賃金が上がらない⇒景気が悪いなかでの物価上昇については、
コチラでも書いていましたので、御参照下さいませ。
↓
穀物価格高騰
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