2013年4月18日木曜日
物価上昇にともなって、賃金も上昇するか?!
平素はお世話になります。
経営コンサルティング、社員教育・研修、FP相談等 ヒューマネコンサルティング株式会社です。
さて、最近は、
電気料金・ガス料金、ガソリン、トイレットペーパー、食用油、小麦など・・
それぞれに「値上げ」のニュースが目立つようになりました。
その共通する理由は「円安」です!
これは、輸入する原材料の価格上昇が、直接・間接的に響くためだと思われます。
しかしながら、
ここで注意したいことは、
「物価上昇にともなって、賃金も上昇するか?!」
ということです。
賃金が上がらないで、物価だけ上昇すれば消費者の生活は苦しくなるからです。
「円安」による最近の値上げは、輸入インフレであり、
小売価格に転嫁されると「コスト・プッシュ・インフレ」になります。
需要が供給を上回る「デマンド・プル・インフレ」と違い、
良いインフレとは言えないのではないでしょうか?
「円安」で輸出企業の業績が改善し、財政出動、成長戦略の効果も相まって経済が徐々に温まる・・
その結果、「賃金上昇」による需要増加と小売価格引き上げの好循環が生まれてはじめて、
ようやくデフレから抜け出す⇒良いインフレ
ということのなるのだと思います。
アベノミクスが目指すデフレ脱却につながるかどうか、
注目に値する点だと思います。
尚、
賃金が上がらない⇒景気が悪いなかでの物価上昇については、
コチラでも書いていましたので、御参照下さいませ。
↓
穀物価格高騰
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